広島県庄原市比和町三河内

2019年05月12日


中国エリアの滝に戻る

Road Map :R432から比和温泉への県道58号線に入り、井西谷の集落に入る。
Route Map:新しい林道に入るべきであったが、旧登山口から歩いてしまった。
地域別・日本の滝』  福田頭への登山道途中に流れ落ちる3つの滝。
 福田頭(1,253m)、別名 毛無山への登山道途中に3つの滝が見られると聞く。
従来は福田上の集会所に車を停めて井西谷の集落を通り、林道で登山口まで行く必要があったらしいが、最近、林道が整備されて登山口まで車で行ける様になったらしい。
  これなら40分の林道歩きが省け、簡単に滝見が出来そうなので、地元民に林道入口を聞いてみるが、巧く説明してくれないので、林道入口を探す時間が必要なら集落から歩いてしまえ! と思ったのが敗因で、集会所より近い井西谷集落の一番奥に車を停めて、従来からの登山コースで歩くことにしたが、林道歩きは長かった。

福田頭の滝
  登山口からスタート出来なかったのが大きな誤算であり、往復50分程の林道歩きで損をしてしまった。 一部の渡渉を除き、歩き易い登山道で3つの滝を見られたことは喜ばしい。
  数年前なら ”鳥尾の滝”からの ”竜王山”と同じく、”三の滝”から ”福田頭”に登っていただろう。 今は山登りより滝見を続けたい。
福田頭の滝
ふくだがしらのたき
一の滝:落差20m
二の滝:落差10m
三の滝:落差30m
'19年の広島の滝遠征
滝見散策時間:2時間16分(登山口からなら往復1時間25分)
車で林道に入ることが出来れば、往復50分の時間短縮が出来る。
地元民から車で走れると聞いていた田んぼのあぜ道であるが、
バックで戻る可能性もあるので、車で入って行く勇気はなかった。
10時19分に林道入口を探すのは諦めて、従来からの登山コースを歩き始める。
車は800m離れた集会所ではなく、この橋の少し上流側に路駐した。
マムシが林道で日向ぼっこをしていが、気温が低いので元気がなかった。
広いあぜ道は鹿避けゲートに阻まれたが、簡単に開けられる様になっていた。
目の前は林道なので、車で来るのが正解だった。(大きな反省点)
地道から最近新しく舗装されたと聞く林道に変わる。
時間を掛けてでも林道入口を探すべきだった。
しばらくは地道の林道が続く。 気温は低いが陽射しが強いので暑い。
おじいさんがサンショウの葉を摘んでいたので、話し掛けると弟が加古川に住んでいるとのことで話が長くなってしまった。 若い時には周辺の山のガイドをしていたらしく ”福田頭の滝”の説明を仕出したが、こちらは早く行きたいのだ。
この登山口の大きな看板が有り難い。 簡易地図には3つの滝も表示されていた。
駐車地から28分、歩くと ”福田頭登山口”に着いた。
少しの間、スギの植林帯の中を歩く。 陽射しが遮られ涼しくなってくれた。
登山口から少し歩き、朽ちた橋を渡り左岸に入る。
小さな滝も出てくる。 沢水の透明度は高かった。
渓流沿いの登山道となり雰囲気は良くなる。 沢の水量は少な目か。
右岸に渡る渡渉地点が出てきた。 丸太橋に補助ロープが張ってあったが・・・
左側の古い丸太2本に対して、右側の比較的新しい丸太が2本が渡してあったが、どちらの
丸太橋も2本の丸太が途中で交差しており、結局は丸太の1本橋になってしまっていた。
補助ロープもゆるゆるで助けにはならないので、丸太橋は使わず、下流の適当な所から渡渉する。
”一の滝”への分岐に着く。 ”一の滝”は登山道から離れて往復する必要がある。
分岐からの道も沢沿いの歩き易い道が続いていた。
渓谷と言うより沢の感じではあるが、コゴミが沢山茂っていて良い雰囲気であった。
登山口から15分程で落差20mの2段瀑である ”一の滝”に着く。
スパイク長靴なら中間の滝壺へ行けそうであるが、登山靴を履いて来たので登るのは止めておく。
狙った訳ではないが、滝に陽射しがありラッキーであった。
”二の滝”に向かっていると下から大きな沢音が聞こえだした。
分岐に戻り、登山道に入る。
”一の滝”の滝口の一部しか見えなかったが、安全の為、無理はしないでおく。
沢を覗いてみると ”一の滝”の上流部が見えていた。
”二の滝”に向かって歩いて行くと、小さな2つの無名滝が見られた。
滝名表示があり、これも有り難い配慮であった。
”二の滝”が見えて来た。
落差10mの渓流瀑である ”二の滝”。 倒木が多いのが雰囲気を悪くしている。
登山道に戻って ”三の滝”へ歩き始めると、登山道から ”二の滝”を見ることが出来た。
”二の滝”の途中の滝壺と下の滝壺を見ることが出来た。
”二の滝”の更に上流部までも登山道から見ることが出来た。
途中にあった小さな無名滝。
登山口から49分にて ”三の滝”に着く。
右岸からは上流部の滝が見えないので、左岸に渡る。
左岸に渡るには、又もいい加減な丸太橋しかなかったが、
平行に渡された3本丸太なので渡ることが出来た。
落差30mの分岐瀑である ”三の滝”。 ”福田頭の滝”の中では1番立派であった。
登山道を更に登って行けば滝口を見られるかも知れないが、滝本体を眺めるだけで復路に入る。
渓流沿いの登山道なので、勾配のきつい所が無い楽な道であった。
登って来た道を引き返しながら、渓谷の面白そうな所を探す。
今回は ”三の滝”までしか歩いていないが、登山道としては
崩壊個所も無く、終始歩き易い道ではあった。
下り時に見た ”二の滝”の下段部と滝壺。
最初の渡渉地点に戻って来る。 登り時と同じく丸太橋は渡らず、適当に渡渉する。
登山道から再度 ”一の滝”の滝口を見る。
この橋を渡れば登山口は目の前である。
唯一、殺伐としたスギの植林帯を通り抜ける。
舗装された林道と地道の林道との境目。集落に近い方が舗装されていない。
登り時は陽射しで結構暑かったが、下り時は爽やかな風があり涼しく感じた。
登山口からの往復1時間25分で登山口に戻る。
工事現場の簡易トイレはハイカーも使って良いと書いてあった。 親切♪
林道歩きも含め2時間16分にて駐車地に戻って来る。
日影に停めた車にはやや太陽光が当たる様になっていた。
田んぼのあぜ道のゲートに戻って来る。
前方に見えているピークが ”福田頭”(1,253m)だろうか?
05/12 05/12 05/12 05/12 05/12 05/12 05/12
水源の滝・五の原の滝 鳥尾の滝 福田頭の滝 観音滝 雄滝・雌滝 手水滝・鶏滝 日野滝